2012.06.09 CANON EOS50D
大学時代、友人が所属していた昆虫学研究室の合宿に同行した際の写真。昆虫採集のために山道を歩いている時、友人が「ヘビトンボいたよ!」と捕まえて持ってきてくれた。
これまで、地元の川でヘビトンボの幼虫はよく見かけたが、成虫は1回しか見たことがなかった。しかもその1回見たというのも、実家の近くにあるバス停に落ちてる死骸を見ただけのことである。生きた成虫に出会ったのは初めてで感動した。
テンション上がって、自分の手に載せて記念撮影。
体をくねらせながら、けっこうな勢いで腕を登ってくるヘビトンボ。当時は感動が勝ってそんなに思わなかったが、冷静に見るとけっこう気持ち悪い。地味な色で微妙な透け感のある、軟らかそうな翅と、細長い体と、鋭い顎。不気味な虫である。飛ぶ時にやたらとバタつくのも怖い。でもその独特の雰囲気がかっこ良くもある。
次会った時も手に載せて、この気持ち悪さを感じたい。